第51回 加古川まつり花火大会

NEWS

最新のお知らせ

TOP

/

最新のお知らせ

/

☆★加古川の夜空を彩る打上花火ができるまで★☆

2017.07.13

☆★加古川の夜空を彩る打上花火ができるまで★☆

~加古川の夜空を彩る打上花火ができるまで~
先日、加古川まつり花火大会で使用される花火の製造所を見学してきました。

この日は、造粒(ぞうりゅう)、玉込め、玉貼りという工程を見学させていただきました。

それでは、普段見ることのできない製造工程の一部をご紹介します!

と、その前にちょこっとお勉強の時間です~!!

 

花火は、大きく分けると

薬品の配合 造粒(星掛け)玉込め玉貼り という4つの工程で造られています。

①薬品の配合 火薬の原料である酸化剤や炎色剤、可燃剤などを混ぜ、ふるいにかけます。

※この配合する薬品や金属粉(発色剤)の種類や配合によって光や色、音などが違ってくるそうです。

②造粒(星掛け) 回転釜を使って、芯の上に何重にも火薬をまぶします。

③玉込め 「玉皮(たまかわ)」という半球状の容器に「星(空中で光る火薬)」を並べ詰めます。

次に、星の内側に和紙をひき、「割り薬(爆発を起こし、星を押し出すための火薬)」を詰めます。

星を詰めた2つの「玉皮」を「星」などが崩れないように合わせます。

④玉貼り 玉の表面に紙を何枚も貼り、乾燥させて、固めます。

 

 

 

① 星の芯を天日干しして、乾燥させます。

 

② 回転する釜に星の芯を入れ、少しずつ火薬を加えて大きくします。

 

③ 星を大きくしながら、粒の大きさを揃えます。

 

④ 星を天日干しして、乾燥させます。

 

⑤ 玉皮に星を並べます。

 

⑥ 星の上に和紙を敷き、割り薬を詰めます。

 

⑦ 割り薬はこんな感じです!

 

⑧ 割り薬を和紙で包み込みます。

 

⑨ さらに星を並べ、割り薬を詰めます。

 

⑩ 反対側も同じように用意して、両手で玉皮を持ち…

 

ピタリと合わせます。このピタリが難しそう…

 

⑫ 叩いてなじませます。

 

⑬ その名も「加古川スペシャル」です。

 

⑭ クラフト紙を作成中。この後、細長い形に切り…※このクラフト紙の糊までこだわりがあるそうです!

 

⑮ 玉をクラフト紙で貼り重ねます。

 

⑯ 玉を転がしながら玉張りします。

 

天日で乾燥させると花火の完成!!

 

⑱ 打上げにはこのような筒を使い、綺麗な花火が打ち上がります♪

 

この日製造していたのは、今年の加古川まつり花火大会の最大の花火玉である「6号玉」です。

花火玉は号数が大きいほど高く打ちあがり、大きく開きます。

昨年は「5号玉」までの打ち上げだったため、昨年よりもダイナミックな花火を見ることができます。

その差はなんと高さ+30メートル・大きさ+50メートル

大迫力の花火に感動間違いなしの「第46回加古川まつり花火大会」は、8/6(日)に開催されます。皆様、ぜひご来場ください♪